法人格 砧町自治会                                          法人格 砧町自治会

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    2020 法人格 砧町自治会主催の防災訓練は 荒天のため無期延期となりました。
     あまりにも残念なので、砧町自治会館で出来る こんな展覧会を開催致しました。               






【開催まで】

張り切って、新企画も盛り込んで、コロナ禍の中の2020年度の防災訓練を企画しておりました。
しかし、開催当日の10月10日(土)が荒天のため、止む無く無期延期となりました。
防災訓練には、消防署はじめ、消防団、地元商店街、地域の小中学校の皆さま、その他多くの協力が必要です。
また、会場となる砧八丁目児童遊園や地区会館を貸していただく手続きなど、再度セッティングするには、時間が掛かります。
そのため、訓練に代わり、防災に関して出来ることとして、今まで法人格 砧町自治会が取り組んできた防災対策や、
防災資機材、個人で備える防災グッズ等の展覧会を開催することと致しました。
これなら、自治会館の室内と、前庭で開催できます。開催に向けて、理事が一致団結して取り組みました。

【様々な準備】

会場を法人格 砧町自治会会館に決め、開催は11月21日(土)、22日(日)の両日、
10:00~15:00と致しました。
21日(土)は、隣接する砧六丁目公園で「古着古布の回収」が行われます。
会員の皆さま以外の方にも、展覧会を見ていただけるのではないかと、期待しました。
「我慢の三連休」と言われている中の開催とあって、感染予防の対策を入念に行いました。
展示物や、掲示物をご覧いただいた皆さまから、
少しでも「これを備えよう」とか、「こんな方法があるんんだ」と気づいていただければ、
私共の開催の趣旨が伝わったことになります。

             
 感染予防対策  丁寧な説明  法人くん 後ろ姿  防災グッズ あれこれ  防災関連 資料 防災たぬき    防災手ぬぐい

   玄関前には 防災資機材を展示 防災倉庫の中身を全部見せちゃいます!!




小さなリアカーには、アルファ米
炭、トラロープ、防火服



防火水槽


街路消火器

 [防災資機材の展示〕
いつもは、防災倉庫内に収納されている防災資機材を、お目に掛けます。
法人格 砧町自治会で所有管理している資機材は、防災訓練などを除けば、
あまり会員の皆さまの目に触れることがありません。
「防災倉庫って何が入っているの?」皆さまの、素朴でストレートな疑問に答えます。
リアカー(大小)、レスキューセット、投光器、土のう、担架、車椅子、トラロープ
防災服、ヘルメット、非常食、安心トイレ、炊飯袋、湯煎用ポリ袋など、
防災倉庫に備えている物を、全部出して並べてみました。
会館前には、スタンドパイプ、防火水槽、街路消火器もあります。
いつもは赤いボックスに入っていて、厳重に管理されているスタンドパイプですが、
オープンにして、中のスタンドパイプ、ホース、筒先、スピンドルドライバー等を
直接 見ていただきます。
これは法人格 砧町自治会所有ですが、ここにあるというだけでは役にたちません。
災害時には、これらの機材を使い消火作業をする人が、数多く必要です。
物の備えだけではなく、使いこなせる人員の確保は重要なポイントです。
皆さまも是非、スタンドパイプ訓練にご参加されて、町を守る一員となってください。

[法人くんがお出迎え]
防災訓練、防災展示会の広報キャラクターに、自治会オレンジのつなぎを着た、
「法人くん」が登場致しました。等身大で、イケメンです。
自立しないので、防災備品の1つである車椅子に乗っています。
等身大でかなりのインパクトなので、散歩中の犬に吠えられたり、
玄関の内側に移動する夜間には、うっすらオレンジ色が見えているのが怖い、
などと町の話のネタにはなっています。
本来は、災害時の移動訓練で、使用する目的で作成されました。
防災訓練が延期となったので、この防災展覧会のポスターを持って広報活動を務めました。
認知度はいまいちで、
この町のアイドルになる日は、まだ遠いようです。

 
 
 スタンドパイプ 扉オープン(可動式)
 
 レスキューセット
 
  担架・リアカー
 
土のう 5Kと10K
 
 街路消火器 内部
  
 ずっと続けてきた、災害時のトイレ対策の展示のボリューム!






目黒星美学園の皆様方が描いた
可愛いイラスト入りの段ボールト
段ボールトイレは、自作する動画が数多く
投稿されています。

 [携帯トイレ各種]
災害時の「トイレ対策」に取り組んで、もう6年になりました。
その間に集めた市販の「携帯トイレ」と、自治会作成の「安心トイレ」を展示致しました。
集めてみて分かったことは、どれも構成はほぼ同じということです。
便器にセットする袋、凝固剤、臭いを閉じ込める袋の三種類です。
携帯トイレは、実店舗での取り扱いは少なく、ほとんどをネットで購入しました。
家族分揃えるとなると、その高額な事、保管にかさばる事、集めてみなけれがわからないことがありました。
また避難所でも、トイレが使用可能かどうかの判断がつくまでは、一次対応としても携帯トイレを使用します。
すぐに使えるように、事前に試してみることをお勧めします。
   ↓ これらの中に、地域内の避難所に備蓄されている、携帯トイレがあります。さてどれでしょう?

             

[法人格 砧町自治会がお勧めするのは、別々に購入する事]
三件分別と言って、固体・液体・紙類を別々に処理することを、お願いしています。
その後の処理が楽な事、臭いが軽減されるなどの理由からです。
携帯トイレも、セットの物ではなく、便器にセットする袋、凝固剤、臭いを閉じ込める袋
この3点を、ご家庭では別々に準備することをお勧めしています。
購入先、購入方法などは、何度も開催しております「安心トイレ講習会」で
会員の皆さまにはお伝えしています。もう準備はお済みでしょうか?

[紙類の多さに注目、ごみの収集が滞った時には]
トイレットペーパー以外にも、トイレにまつわる紙類は沢山あります。この部分は、男の方々にはあまり意識されていなようです。
乳児用、大人用のおむつ、生理用品など、普段は可燃ゴミとして処理されるものが
ごみ収集が滞ると、何日間かは自宅で保管しなければなりません。
臭いを閉じ込めて保管しておく袋は必須です。おむつが臭わない袋などで、代用が可能です。
また、断水の場合、掃除や洗濯の水に困るので、ウエットティッシュや、トイレットシートなども必要になります。
こうしてみると、思った以上に、紙類に頼った生活をしていることに気が付きます。

           
 おむつ類  トイレットシート  臭いを閉じ込める袋  バケツに便座シート  段ボールトイレ  尿器・ペットボトル尿器

 凝固剤のお勧めは?実験で確かめてみましょう。


 [実験大好き!固まり具合、固まる速さ]

携帯トイレのセットの中で、最も重要なのは、排泄物を固める凝固剤です。
粉状、粒状、ペレット、タブレット、シートタイプなど様々です。凝固剤は実店舗では、ほとんど取扱いがありません。
ネットで検索すると、様々な凝固剤があることがわかります。
個包装されたもの、定量をスプーンですくうもの、価格や、扱いやすさや、保管方法等を考慮して選びましょう。
今回は、色水を準備して、凝固剤の固まり具合を実験してみました。
価格や、扱いやすさの他に、固まる速さや、臭い対策が出来る物かなど、選ぶ基準があります。
お子様や、中学生などが積極的で、あっという間に固まる凝固剤の実験に、目を輝かせていました。
「凝固剤は、手品のネタや、砂漠の緑化対策にも使われているんだよ」
とのミニ知識を披露すると、大いに受けていました。

         
排泄物を飛び散らないように固めることは、衛生面からも重要なポイントです。
少し頼りないのですが、新聞紙、おが屑、猫砂なども、緊急の場合には使えそうです。 
    
 食の備えは、日頃から。日常が非日常になった時は
 




 [水の備えどうしましょう]

この展示会直前の、10月29日(木)に、大蔵給水所の見学が実施されました。
沢山の蛇口が設置され、水を汲む事はストレスなく出来そうです。
ただ、給水所へ行くまでと、汲んだ水を持ち帰るのには体力がいることが分かりました。
高齢者、自宅に介護しなければならない人がいる、乳幼児がいるなど、
給水所まで行くのが困難な人は、特に、
飲み水の備蓄はとても大事です。

            給水所見学の様子はこちらから

                  
 
 [食材の備え 常災兼備食という考え ローリングストックは小さな輪で]
  長期保存がきくという非常食を備えていても、うっかり賞味期限が過ぎていることがあります。
  日常でも災害時でも食べることが出来る 「常災兼備食」のストックをお勧めします。
  ローリングストックも、5年などと言わずに、もっと短い期間のものでいいと思います。
  要は、突然買い物も出来ない状態になった時に、自宅に7日分の食材があり
  何らかの調理方法で、食事が出来る段取りを準備しておくということです。
  2019年には、防災食・非常食ランチ会を開催致しました。
  事前に体験しておくと、心に余裕が生まれます。楽しくメニューも増やせます。
      ランチ会の様子はこちらから

  [自然解凍・水での調理・ポリ袋調理・・・・]
   自然解凍で食べられる物、水でも大丈夫なカップ麺、缶詰、レトルト食品など、
   防災食ではなく、長期保存が可能な食品を備蓄しましょう。


         
 ランチ会報告  日常備蓄の勧め 1つのお鍋で何種類も   防災食プレートランチ  3っつのポイント   炊飯袋でご飯のレシピ
 火を扱えることは、最大・最強の防災対策



   [火おこしクイズ やってみよう]

  砧八丁目児童遊園に、防災かまどベンチがあります。
  これを使って、2017年9月10日に、炊き出し訓練を実施致しました。
  その時に、子供たちが火の扱いに慣れていないのが気になりました。
  便利な世の中になって、マッチを擦る体験もなかなか無いようです。
  どんな燃料が、火がつきやすいか、火おこしの順番をクイズにしてみました。
  燃えやすい順に並べてみましょう。
  新聞紙、小枝、割りばし、松ぼっくり、薪、炭を準備しました。
  今回、牛乳パックもいい燃料になるという情報を得て、
  ロール状の物とボックス状の物を追加しました。
  燃えやすい物の内、「私のハート」はご愛敬。
 
   [電気・ガスが止まった時の、調理は?]
  
食材が揃っていても、電気やガスが使えなくなったら、どう調理したらいいでしょう。
火口としては、カセットコンロ、七輪が扱いやすいでしょう。
調理方法は、同じ鍋で、いろいろな物が作れる、湯煎調理がお勧めです。
湯煎調理可能なポリ袋で、ご自宅で挑戦してみて下さい。
非常食・防災食ランチ会を催してた時、思った以上に豪華な出来栄えに
驚きました。いろいろとアレンジが効くので、平常時にまずはチャレンジしてみて下さい。

  



 防災標語・防災カルタ    地域と学校が手を繋いで
   [防災標語がカルタになって!地域のつながりができた!]
   
この地域ならではの防災標語が、法人格 砧町自治会で先に出来上がっていました。
「この標語をカルタにしたら、みんなの防災意識向上になるのに!」
そんな願いが叶う日が来ました。
地域内にある「目黒星美学園中学校高等学校」の生徒さんたちが
被災地の同年代の生徒たちとの交流の時に、この標語をベースに、
絵札を書いてくださいました。何とも可愛らしい絵札に仕上がりました。
私共、自治会でも、このコロナ禍が過ぎ去ったら、会員の皆さまとご一緒に、
防災カルタ大会を実施したいと、計画しております。


    地域の防災 みんなの力 総結集
   

 
 
  自分で備える 避難グッズ 防災用品は自分で確認しながら揃えましょう!
      [防災グッズは、自分でリストアップして、確認しながら揃えましょう]
防災グッズは、セットで揃えると簡単ですが、やはり一つ一つご自分で確認しながら
パッキングするのがベストです。そしてこの釣り用ベスト、ポケットが沢山ついているので
防災グッズを入れておけば、さっと着ることが出来て便利です。
避難する時は両手が開いていること事が望ましい。
リュックや、釣り用ベスト、ウエストポーチなどのご準備を。
一般に言われている、非常用品の他に、ご自分だけが必要な物もあるはずです。
講習会でのアンケートには、杖、入れ歯、位牌、補聴器などもありました。
他人任せにしない、自分だけの避難グッズを揃えましょう。


       
        
 





 これからもみんなで情報交換!意見交換!アンテナの感度良好!


壁掛け式 防災ポケットあかさたな




さて 何を加えようかな
  [会話が弾み、防災意識向上、地域の繋がり実感]
この展覧会の開催中、一番印象に残ったのは、ご来場いただいた方々との会話です。
取りそろえた品物を見ながら、皆さまご自分の防災対策をお話ししてくださいます。
手に取って、触って、値段も確認して、実験をやってみての展覧会は、
会話の弾む展覧会となりました。
昔の「落とし紙」をトイレのコーナーで展示いたしました。
「あの頃は、みんな〇
〇〇便所だったわね。災害があってもすぐにトイレに困る事はなかったわ」
「鼻をかんだりするのが白ちり、トイレで使うのが黒チリと呼んでた」
「赤いボックスの中身を見ることが出来てよかった。」(街路消火器、スタンドパイプのこと)
水の入ったリュックを背負って「こんなに重いとは!持って帰るのに一苦労」
携帯トイレや、湯煎調理用ポリ袋は、購入先を尋ねられました。

  [防災ポケット あかさたな ポケットに新たに入れたもの]
2016年に作成した防災ポケットあかさたあな」です
防災訓練や、さくら祭りに登場します。
子供たちに、備えるべきものをカードに書いてもらい、少しづつ品目が増えました。
これならば、「家中にある物全部じゃない!」という声も聞こえますが
あくまでも、災害時に必要な物をチョイスしているつもりです。
今回新たに加わった物は、着圧靴下。
避難所などの生活の折に、エコノミー症候群予防にいいそうです。
マイナンバーカードも追加致しました。

 [携帯電話充電器・照明器具・情報源・防災資料・書籍
 ・・・・
避難所で言われている TKBのうち、Tのトイレ、Kのキッチンに積極的に取り組んできました。
最後のBは、ベッドですが、眠ること休息するだけでなく、快適な生活を送る事と考えると
非常に広い範囲になります。
照明の備え、充電器の備え、情報の備えなど、パネル展示いたしました。
様々な知恵に触れた、防災関連の書籍も展示いたしました。
     
自助力の強化が目標です!ご近所力も日頃の「あいさつ」で強化しましょう! 
           
      
 




  防災マップ拡大版で避難経路を確認

 AED操作 個人指導 じっくり学べる、しかっり身につく!
成城消防署のご厚意により、AEDを展示、操作することが出来ました。
自治会理事の防災士の指導の下、じっくり丁寧に学ぶことが出来ました。
防災訓練などでは、みんな一緒に同時進行で行うことが多いのですが
個人指導で、間違えたらもう一度戻って最初から出来るので、理解度が違います。
倒れている人を発見た時から、周りに協力を仰ぐこと、胸骨圧迫、AEDの操作と
一連の流れをやってみます。一人でもAEDを扱える人が増えることを願います。
また、AEDが地域のどこにあるのかも、日頃から意識して見ておきましょう。


                      
  災害にはみんなで立ち向かおう!事前対策、地域の絆、法人格 砧町自治会に加入して手を繋ごう!

法人格 砧町自治会 加入案内リーフレット
 
法人格 砧町自治会 防災マップ
 
        コロナに負けず、地域一丸となって、防災対策に取り組みましょう!
   
                                                                                                                                                                        


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